噂の LEDLENSER を使ってみた


ヒカリモノ好きメン達の間で昨今噂になっているスーパーヘッドライトLedLenser。もともと工業系の分野をターゲットにしている製品で、サーチライトのような超強力ハンドライトXシリーズは警視庁御用達とか。もちろんすごいのは2000ルーメンを超える数値でもありますが、コンパクトな製品も実際に照らしてみると、同じ130ルーメンでも、他社のライトより断然明るく感じます。なにやら光の性質にポイントがあるとかないとか。

まあ、明るい明るい言っても、実際に僕らのシーンで使ってみたらどうだろう、ただ明るいだけでクライミングにも良いってことはないでしょ、ということでついつい仕事をほっぽりだして夜の岩場にコソコソと出向いたのでした。

まず一番の特徴はライトのズーム機能。遠くにピンポイントで当てる場合は細く、近くを広範囲に照らしたい場合はワイドで、と、これがまた実に便利。ハンドライトもヘッドライトも片手で一瞬、簡単操作。ちゃちゃっと好みの範囲に調整できちゃいます。
また、それぞれ明るいのはもちろん、なにより素晴らしいのはアイテムごとの個性。使うシーンに合わせてチョイスできる、いやチョイスしたくなるのはマニアでしょうか。

今回持参したのはランニングを想定している最も軽快なヘッドライト「NEO」、アウトドア活動用ヘッドライトシリーズの中でのフラッグシップモデル「SEO7BR」、そして実は、触った時から僕が一番気に入ったハンドライトの「Pシリーズ7.2」の3つの異なるモデル。どれも特徴があって、男心、いやヒカリモノ好きメン心を刺激する、非常に楽しい実験でした。

ではそんな実験からわかったそれぞれのモデルの特徴を見てきましょう。



LEDLENSER - NEO

明るさ:90ルーメン / 重量:約88g(電池含) / 使用電池:単四電池(3本) / 定価:3,000円(税抜)
 NEOの商品ページはこちら
もともとランニング用として発売されているNEOは、横長のワイド照射で、登っている最中の視界の確保には抜群でした。前後バランスのために後ろ側に小さいバッテリーを移動しているのも、実際に登ってみるとヘッドライトの重さがほどよく分散されていてストレスが非常に少ない。最大パワーが90ルーメンといっても侮るなかれ、ライトの明るさはルーメン数だけでは計れないと肝に命じる結果になりました。



上がNEO、下が某社130ルーメンのヘッドライト。NEOは岩との距離・1m未満(下の写真はもう少し近いっぽい,,,)NEOは写真よりも実際はもっと光が広がっているように思いました。それでも、この距離でのこの広角がすごすぎます。
しかも近距離照射前提で作られているのでライトの反射が柔らかく、ストレスがかなり少ない。いままでルーメン数しか見ていなかった私、これには変に納得して恥ずかしい気持ちになりました。
個人的には後ろにバッテリーがあるタイプは好きじゃなかったのですが、付けてみるとこれがなかなかバランスが良い。ボディも全て樹脂性で、電池含んで88gというスペックなので重さが全然気になりません。バンドも細いし、目立ちずらい。もちろん防雨・防塵使用です。さすが、夜間のランニング時の走行に最適なモデルとして開発されただけあります。価格もお手ごろだし、登攀時やアクティブな行動時に付けることを目的とするならば、NEOが最適!



LEDLENSER - P7.2

明るさ:320ルーメン / 重量:約175g(電池含) / 照射距離:260m / 使用電池:単四電池(4本) / ズーム&フォーカス / 定価:8,250円(税抜)
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外側から照らすのであれば、やはり使いやすく明るさも高いハンドライトのP7.2。ワイド照射の調整も片手で一瞬。30m離れても問題なく照らします。そして、このサイズにして驚愕のスペック「最大光束320ルーメン、最長照射距離260m」




今回一番驚いたのはこのP7.2。なにせ遠照のレベルが驚愕。対岸の岩でもマルっと綺麗に輪郭を描きつつくっきり照射(残念ながら写真には映らず...)。Advanced Focus Systemの恩恵で得られる照射力は誰もが驚きます。じゃあ近くは?って、もちろん問題ありません。親指一つで一瞬にしてフォーカスを調整できるP7.2は、距離似合わせてすぐさま明かりの広がりを変えられます。むしろワイドにした時が本領発揮。普通のヘッドライトだったら外に広がるほど光が弱くなりますが、P7.2や後述するSEOシリーズは輪郭の際まで明かりが限りなく均一。makitaの投光器と比べても遜色のない明るさを保っていました。




LEDLENSER - SEO7BR

明るさ:220ルーメン / 重量:約93g(電池含) / 照射距離:130m / 使用電池:単四電池(3本)orUSB充電池 / ズーム&フォーカス / 定価:12,000円(税抜)
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外から照らす、そして登る時も使う、全ての作業を1個でできるのはSEO。ハンドライトと同じくらいの高い照射能力に加え、無段階ワイド調整。遠い距離ならズーっとフォーカス。片手でらくらく調整します。




ハンドライトのP7.2にルーメン数は及ばないものの、さすが、アクティブシリーズのヘッドライトの最強モデルだけあるSEO7R、これ一つでワイド照射から15mくらい離れた場所のスポット照射まで余裕でカバーします。ライト部分を捻るだけでフォーカスが自在に変更できて、岩の形状やホールドの配置に合わせてササっと適度な広がりに調整可能。そんな登攀時はもちろんのこと、離れて照らす時も強力なサポートになります。7m離れた岩のフットホールドを綺麗に照らす、そんなの朝飯前。これだけ強力なのにとても軽い。軽くてポテンシャルを疑うレベル。こんなに万能で強力なヘッドライトは使ったことも見たこともありません。ライト選びに迷ったら、SEO7Rで間違いなし!